禮人おぢさん、ちょっと不機嫌なんだよな。
『犯罪やった芸能人のコンテンツが自粛されすぎ』
それはまあ判る。基本、作品無罪ってのが俺のスタンス。

『嫌なら聴くな』
『嫌なら視るな』

本当にごもっともなご意見だと思います。
嫌いな人は見聞きしなければ問題ない。うっかり見聞きしちまっても消す自由がある。
だから、よほどのことがない限り(余罪ありそうな強姦はよほどの範疇)は過剰な自粛など不要だ。

…………をね、

創作側が言ったら負けだと思うの!!


今は多分、アバウトでもいいからガイドライン的な何かを作る時なんじゃねえかと思う。
強姦と麻薬、性質がまったく違う犯罪が明るみに出た、俳優とミュージシャン(多角経営)。
今後、闇雲な規制や自粛が際限なく進むことがないように、しっかり話し合うべきなんじゃねえのか?
規制を求める側、無軌道な規制にストップをかけたい側、双方がきちんと自分たちの意見を出し合って、ベターな落としどころをみつける。
これが出来なきゃ、クリエイター側もユーザー側もメリットねえでしょ。

「自粛なんかしたって誰も得しないだろ」
自粛反対先鋒さん方はそう仰せだ。
だったら、本当に双方に得になる話をするべきじゃないか?
対立してる場合じゃねえだろ。
どこかで片付けなきゃ同じことの繰り返しだ。


つか、創る側が議論を放棄しちゃいけませんよ。
「嫌なら視るな」「嫌なら聴くな」は、対話出来る言葉じゃない。
開き直り、居直り、話し合い不能、おまえらあっちいけ。
「はい、終了!」の宣言ですよ。

坂本教授、俺、すこしはあんたを尊敬してたんです。
もう木っ端微塵だけどな。
もうすこし理性的な人だと思ってた。


俺は話し合ってみたい、感情的な言葉のパイ投げじゃなく、落としどころを探す対話。
『嫌なら視る(聴く)な』は、どう考えたって禁句だ。
ユーザーは良い、創り手は言っちゃダメだ。
現状で俺は「ちょっと行き過ぎな気がするが、完全無罪にも出来ない」と、半端なスタンスにいる。ほんとマジで、どっちにも行けねえつうか……模索中。
バラバラなんだよな。強姦魔に関しては、あんまし映像出すべきじゃねえような気がする。撮り直し云々は個々の作品のスタッフが判断すれば良いんでねえかな。
んでも電気グルーヴの楽曲を消したApple Musicには「おまえちょっと過剰反応じゃね?」と思ったりもする。
なんだこのダブスタ。

強姦には被害者がいる。
薬物は加害者側になる。
よろしくない組織にまとまった金が流れ、それでまたよろしくない薬の買い付けをし、客に売りさばく……これだって立派な社会悪だ。
だが、なんでだろうか、俺は現在、こういう状態なんだよ。
それを整理するには、自分で考えるだけじゃダメだと思う。

まあ、べつに無理に考えなくてもよいのだが。
一応、こーゆうの考えるの好きとゆーか……そう。
それだけなんだな。

んでも、一応の指針つうか、そーゆうのがあったら、無軌道な自粛はなくなるんだろうに……って思っただけのこと。


思い出した。
ウチの方の業界でも、ちょっとした騒ぎがあったんだよな、数年前。
ある作家が、既刊Aから執筆中Bに、部分的なコピペを入れてキャラの名前を変え……ってのを繰り返してたのを、読者に見破られた。
バカだよな。名前買いするような客ならバレるよそりゃ。手垢で本が黒くなるほど読み込む奴だっているんだぞ、それがBLだろうと。
絶版処分になった。新刊も既刊も。
強姦も薬も飲酒運転も何もしてない。
ただ、自分が書いた文章を使い回しただけ。たったそれだけ。
盗作ですらない。
それでも絶版処分になった。
そして俺は出版社の判断を『是』だと思っている。
自分自身と版元、ユーザー。すべてをを裏切った。
処分相応だと思う。


何が厳しすぎるのか甘すぎるのか、多分、一律の基準なんか作れねえんだ。
だからすり合わせが必要なのに。



ま、俺にはこうしてネットの海の端っこでクダ撒いてるのが合ってるんで、それ以上のことはしない。
ストレスを自分から呼び込むことはねえだろ。
俺は平穏を愛するのだ。
てゆうかお願いだから平穏な生活させて。俺しんじゃう。
こないだほんのちょっとだけ、指にささくれが出来てさ、リーマス飲み始めてからピタッと止まってた皮剥きが再発してんのよ!
なんかきっとストレスあるんだよ。
だから平穏LOVE。
そんな感じで、ひとつ。




悪事働かねえのが大前提なんだが
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