禮人さんの『へんなところ』。


人から言われたこと
・わがまま・自分勝手
・非常識
・協調性がない
・変人奇人
・人と同じことが出来ない
・学習意欲がない
・やりたいことしかやらない
・扱いにくくて困ります(by 小4担任)
・女は女らしくしろ
・冗談を真に受ける
・ルーズで怠け者
・部屋がゴミ箱、片付けろ
・すぐ開き直る
・人の気持ちが判らない


自分で分析してみた
・頑固
・無駄に理屈屋
・無駄にルールに従う
・「これが常識」と言われても根拠がないと納得出来ない
・注意力がない
・100%シングルタスク。同時進行が難しい
・興味を持ったもの(こと)しか出来ない
・自分ルールが多い(しかも奇妙)
・急な予定変更、予想外の事態、などで混乱or立腹
(ex:1等です!壇上へどうぞ!(マジでパニクった))
・一部を除き、他人に興味を持っていない(ようだ)
(ex:人の顔や名前が覚えられない)
・人間関係を構築・維持するのが困難
・猛烈な見知り。初対面の相手との会話の仕方が判らない
・騒音、臭い、まぶしい、皮膚に何か塗るなどがNG


言われたことに対する反論
・男子に女子の言動を求める方が間違い
・根拠のない常識を押しつけられるのは迷惑
・わがまま、自分勝手といった認識はない
 むしろ気を遣う性分(方向性を誤っている可能性はある)
・押しつけの協調は協調じゃない
・やりたいことしかやらないのでなく『出来ない』
・扱いにくいのはあんたの主観と教育者としての無能
・人と違うことをしようと思ったことは1度もない
(創作を除く)
 人と同じであることに意味があると思ったこともないが
・奇人、変人と言われても……これが俺の『普通』
 てゆーか『普通』の基準て何なの?
・冗談は通じる!……が、時々マジに受けるのは否定しない
・頭や体が動かせんくなるのを怠惰とはいわない
・片付けないんじゃなく、片付けられんのだ
・居直るも何も、それが事実なら事実だと言うっきゃない
・人の気持ちは判りません、推測のみです
 その『推測』すら不可能な人が多いです




結論

『禮人さんはアスペルガー症候群方面と思われます』


ま、自閉症スペクトラムの診断は確定してたからな。知能に問題ねえし(おそらく)。
高機能自閉症かアスペルガーかどっちかなんだが、今は境目がほとんどねえから、自分の問題点にもっとも近そうなのをたぐったらアスペだった。



ほんっとにね、まあそれなりにしんどい人生やってきました。
あえて誤解とはいうまい。それぞれの主観の違い、認識の違いであって、多分、どちらの見方も間違ってはいないのだろう。
それが端的に判るケースをひとつだけはっきり覚えている。

伯父が亡くなった。
葬儀場とかでなく、団地の中の集会所で葬式をすることになった。
葬儀が終わってから、同じ集会所で精進落としをやるそうで、準備するグループと火葬場に行くグループに分かれる。
俺は当時居酒屋勤務で完全な寝不足状態&バスなどの乗り物に極端に弱い。しかもマイクロバスだという。これはヤバイ。最悪コンボ。
「俺、バスで吐くと悪いから、ここで準備するわ」
つったらね、妹に猛烈に罵倒されましてな。
「あんたはそうやっていつも非常識で自分勝手でこっちが恥ずかしい!gdgd(ry」
とのことでした。

俺としては「バスに酔ったらみんなに迷惑」だと本気で思ったんだが、妹には非常識でわがままにみえた。
どっちが正解だったのか、俺はいまだによく判らん。とりあえず「俺、間違ってなかったと思うんだけどなあ……」とか。
どーなんだろうね、ご意見募集中。

あ、火葬場行かなかったぞ。精進落としの準備してた。

ほんとにさ、こんなのが繰り返されると、ものすげえ自己嫌悪と自己否定を抱えることになる。自分なんか信じられんくなる。
そこに躁うつまでかぶってもーて、俺の人生はメチャクチャだったのだ。
ずっと「俺は生きてる資格があるのか」と考え続けてた。
躁うつの診断が出た時は「ああ、俺って怠け者じゃなかったんだ……」って、すげえ救われたし、自閉症スペクトラムを告げられた時も、突然で驚いたが、ものすげえ救われた。
障害だったのか、と。

今さら、かもしれん。
本当はお子様のうちにみつけて、障害に合った育て方をすりゃ、多少は生きづらさも緩和出来たんだろう。
俺らの時代に、そんな気の利いた土壌はなかったけどな。



『疾病利得』とかって、なんかイヤな言葉があってだな。
ほんと、誰かこーゆうの何とかして。
安堵しちゃいかんのか?原因を知って謎が解けて嬉しいのは悪事なのか?
『ひどい頭痛に悩まされていて、もしその原因が判ったら、完全に回避することは出来なくても、緩和することが出来る』
と判明したら、普通「ああよかった」と思うだろう。
それと同じだ。診断の上にふんぞり返って居直るとか、そーゆうんじゃない。
治そうとして治せるなら『障害』じゃない。
ただ、すこしでもいいから改善出来ればと多くの患者が思う訳だし、速効がみられないからって「甘えてる」とか言われても困る。
実際に努力しない奴がひとりいたとして、それをもって怠惰の証拠となすのは無理がある。
それは、すこし考えれば判ることだと思うんだが。
『一は全』ってのはね、病気には適用出来ねえの。

ただ、まあ……俺の場合はもう還暦寸前って状況で判明したもんだから『無駄な抵抗はよせ(意訳)』だそうな。
躁うつもおんなじこと言われた。未治療の期間が長すぎて手遅れだって。
「就労はしないで下さい。症状が悪化するおそれがあるので」。
チョこいて就業して、うつ転したらまた動けなくなって辞めるかクビ、そうすりゃまた自己嫌悪がひどくなるから……とか。
ほら、ね、ちょっと間違うと死ぬじゃん?
実際に「死なないで下さいね」て真顔で言われたしね。

原因を知るのも、ちょっと「まいったな……」と思う部分もある。
「たしかに事実で間違ってねえけど、バイトなんか多分20回くらい変わったけど、思いっきり仕事禁止とか言われると凹むよな……」
診断ついたらついたで、こーゆう気持ちにもなったりするんだ。
当事者以外には、説明しても判るまいなあ。
無理っしょ、南国の人に雪国の寒さを想像・理解してもらおうとか。
『(疑似)体験』ってベースなしに、ただ想像しろとか言っても、ぜってー出来ねえって。
そりゃあ『空想』の領域だよ。

だから「まあ、判らんくてもしょうがねえよな」つって。
そうすると「居直りやがって」と責められる。
ははは……どうすりゃいいんでしょーね、俺たち。

いつも、口ずさんでる。

「自分じゃない他の誰かに
 理解求めること自体が
 ああなんて不毛な行為なんだろう
 きれい事じゃないんだよね、世の中」



俺はほぼアスペルガー症候群の自閉症スペクトラムで、双極性障害で、これはもう逆立ちしようがどうしようが変わらんし、薬で抑えるのが精一杯で治療は出来ん。
この現実の上に立って、死ぬまでどう生きるのかを決めなきゃならんのよ。
泣いても喚いても、自分が障害者だって事実は変えられん。

『偏見をなくそう』とか、そーゆうことは考えてない。
立場が違えば見える景色も違う。そこは否定出来んだろ。
ただ「頭っから決めつけるのはやめてほしいなあ」とは思う。
決裂するにしても、対話は必要じゃね?
やってみなきゃ決裂するかどうかも判らん。が、最初っから決裂してるよりは建設的だと思うのよ。

まあ、ぶっちゃけ、これは俺らサイドがどうにか出来ることじゃなく、罵倒する側に「落ち着け、ちょっと待て、俺の話を聞け、5分だけでもいい」と求めるしかねえ。
そうすると「こっちにばかり要求して、あいつらは自分で努力しようとしない」と罵られる訳だが……。

うん。堂々巡りだねっ。

やはり理解なぞ求めても無駄だな。
ということがはっきりしただけでも収穫といえるか。

なんつうか……アレだ、アスペもなかなか、キツイっすよ。
はははは。



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