やっぱしアレじゃねえかなあ、ベンゾのリバウンドがまだ続いてんじゃねえかなと思う。
こないだ久しぶりに3時間、通しで眠れた。
あとはもう、2時間とか1時間とかでちまちま目が覚めてな、寝た気がせん。
切手探さねばならんのだが、根性が出ない。
ああ、俺の名前……名前が遠い…………。



唐突だが、ちょっと真面目な話。

先天性の重度障害がある子供を、地元の小学校に入れたいです裁判。
数年ごとに出てくるんだよな、こーゆうの。

ぶっちゃけ、俺はマジ反対。
理由はふたつ。
ひとつは、周囲にロクな影響が出ない、つか、悪影響しか出ねえこと。
同級生の大半、とくに近くにいて決まってお世話しなきゃならん子供は、障害者嫌悪になるよ。
助け合いの精神?
助ける子供を誰が助けるっていうんだ?一方的にやらされるだけだ。
その子供らの権利はどこへ行く?
障害者の権利のためなら些細な犠牲だとでもいうのか?
子供だってバカじゃないんだよ、あの子はひどい子だなんて言われたくねえんだよ。大人に認めてほしいんだよ。
だからいやな顔なんかしねえんだ。
ま、11才あたりを超えてきたら、自己主張も出てくるんだけどな。
同級生同士で「ぶっちゃけしんどいよな」「俺、塾に遅刻すんのヤなんだけど」「ああ、お前、私立受験だもんな」「あたりめーだ、このまんま公立行ったら、また3年延長だ、ぜってー後悔するわ」「僕も私立行きたいけど、そんなお金ないし」とかと、ツラつき合わせて愚痴るんだよ。
「もうこんなの嫌だ……」ってさ。
子供にとっての6年は、親が考える以上に、はるかに長い。
その間ずっと、大人さえも逃げるような作業の真似事を強いるつもりかい?


もうひとつ、まあ、こっちの方が重要度が高いんだが。
『親の見栄はやめとけ』
子供のために一番良いのは、子供に合わせた環境に置いてやることだ。それが子供にとって一番ストレスがない環境だから。
適切な援助、適切な教育、それは普通校じゃ望めねえことだ。

俺がこれ言えるのって、身近によく似た話があったからで。
交流がなくなってるんで、その後どうなったのかは知らんけど。

中学の後輩なんだがね、結婚して男の子が生まれた。
かぁいいもんだ、赤ん坊てのは。……なんつって、騒音NGの俺にとっては『身近な』が頭に付くんだけども。
先様東京、俺田舎、帰省してくるとファミレスとかで会ってな、そりゃあもうね、この俺が「べろべろばー」とかやってんだからwww
で、ある時、電話がかかってきた。珍しいことじゃねえんだが、その日は違った。

「うちの子、自閉症かもしれないって……」
「かも、だろ?」
「健診の時に先生に、ちゃんと検査受けた方がいいって言われて」
「んー……そーゆうのは出来るだけ早くはっきりさせたいよな」
「うん……幼稚園とかの問題もあるから」
「旦那はなんつってんの?」

「俺の子供に障害なんてあるはずがない!」

「………………」

「絶対に普通の幼稚園に入れる!!」

「………………お前の旦那、脳が腐ってんのか?」
「そう思いますよね……全然話し合いにもならなくて」
「まさかと思うが、ジジババは……?」
「同じです。ていうか、うちの母親もなんですけど……」
「………………」
「うちの家系からそんな子は生まれない!……みたい。顔見たくないとまで言われてしまいました」
「……全員、脳が腐ってんだな」
「病院の予約はとってあるんですけど、すごく混んでて、すぐに検査は無理で」
「お前さんはどう思う?」
「もし自閉症なら、養育とかに入れたいです。いらない苦労させたくない。親の見栄だけで普通の幼稚園に入れても、本人が辛いと思うんですよ」
「ええオカンだな、お前」
「だって、あたしの方がこの子より先に死ぬんだから、生きていけるようにしなくちゃならないじゃないですか。世間体なんか気にしてもなんの役にも立たない」

何度か、そんな電話がきた。四面楚歌なんだから、どこにも吐き出せねえんだもんな。
しかし、俺だってうつ方面だったのに、仕事2社抱えてもーて、愚痴にもなかなか付き合えんくなった。
ヤバイ、このままじゃこいつ、うつになる……と思ってもさ、俺だって自分支えるのが精一杯。
それで没交渉になっちまってさ。その後どうなったのか判らんのだ。
考えると恐ろしいんで、なるべく考えねえようにしてる。
単に子供抱えて離婚、くらいで済んでてほしいなあ……とかさ。


かなり前だが、普通校に通わされた障害者が、親への恨みつらみを書き連ねて自殺したんだよな。
自殺出来るだけ、あるいはマシだったのかもな。
自分で死ぬことすら出来ずに苦しい、辛い思いする障害児はすくなくない気がする。
親は自分の見栄や体面、世間体なんか考えてねえで、どんな環境が自分の子供に一番望ましいのか、そこをこそ考えてほしいと思うんだよ。
訴訟なんかやってる場合じゃねえんだよ。それ、子供のためじゃなくて親のためだから。



かくいう俺だってさあ、蓋を開けてみたらその当事者だった訳だ。笑うっきゃねえけど。
つか、笑え。
そーね、俺らの時代はよほど症状が顕著でなけりゃ、誰も自閉だのアスペだの、そんな概念ねえんだから、普通に近所の学校に放り込まれて、ぶっちゃけ結構な目に遭わされながら、生きてきた訳でな。
子供のうちに判るんなら、要らん苦労させねえで、無理のねえ範囲でフツーの社会に馴染めるようにとか、どんな職業が合いそうかとか、前向きな取り組みが大事。
ダイジョーブ。
俺の経験でいくと、アスペは単純作業に耐性がある。つか、好きだ。
黙々と職人やらせたら、おそらく食っていける。
……てゆう風にな、適性に合わせて将来を考えてやろうぜ。

これが『障害じゃなく個性』なんじゃねえかなと、禮人さんは愚考する。




にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 双極2型・気分循環性・特定不能へ   にほんブログ村 アニメブログ 深夜アニメへ
にほんブログ村 にほんブログ村